児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

こねこのチョコレート ~気になる?らしさ~

 

4歳のジェニーは、弟の誕生日プレゼントにこねこのチョコレートを買いました。

その晩、たんすに隠したチョコレートが気になって眠れないジェニーは、1つくらい、もう1つくらいと”味見”するうちに、8つ全部を食べてしまいます。

翌日、気まずい思いで空の箱を渡したところ、ちょうどその日、ジェニーのうちの猫が子ねこをうんで、弟は”本物の”子ねこに大喜びしたのでした。

私が少し気になっているのが、おもちゃ屋さんの場面です。お店には「ちいさい男の子がほしがるようなもの」や「ちいさい女の子がほしがるようなもの」が並んでいます。

前者はトラックやボールなど、後者はお人形やぬりえなど。語りの仲間には、「男の子」を先に書いてあるのがずっと引っかかってる!という人もいました。

この挿絵では、おもちゃ屋の店員を黒い肌に描いていて、多様性をみせてもいます。

よんであげれば、年長~。 (は)