フィクション
キュリオと月の女王 (わくわくライブラリー) 作者:斉藤 洋,ももろ 講談社 Amazon わたしは、しろくま。名前はベベ。わたしのところへは、キュリオという男の子がよくやって来て、いろいろと難題を言ってくる。 ある日も、「月の女王さまに、会いにいかないか…
めぐりめぐる月 作者:シャロン クリーチ 偕成社 Amazon アメリカ先住民の血をひく13歳のサラは、家を出たきり戻らない母に会うため、祖父母とアメリカ横断の車旅に出た。旅の道すがら、祖父母に、親友フィービーと家族の出来事を話していくことは、自分自身…
なぞのかみきれをおえ!―ぼくはめいたんてい 作者:マージョリー・ワインマン シャーマット 大日本図書 Amazon 身近に起こる小さな事件を見事に解決する名探偵ネートのシリーズ。自分で物語を読み始めた子でも満足できる推理ものです。 今回は、ネートのうちの…
続 あしながおじさん (偕成社文庫4061) 作者:ジーン ウェブスター 偕成社 Amazon 「あしながおじさん」でジュディーの親友だったサリーが、孤児院の院長になって改革に奮闘する日々を、サリーの手紙でつづる。 相手は、ジュディーのほか、政治家である婚約者…
ヘンショーさんへの手紙 (あかね世界の文学シリーズ) 作者:ベバリイ・クリアリー あかね書房 Amazon 6年生のリーは、母親と2人暮らし。両親が離婚し、父さんと犬のバンディットに会えなくて寂しいのと、転校した学校で弁当のおかずを盗まれるのが嫌だと思…
ロージーちゃんのひみつ (幼年翻訳どうわ) 作者:モーリス=センダック 偕成社 Amazon ある日、ロージーは、うちの玄関にこんなふだをかけました。 「ひみつをおしえてほしいひとは、このとを三どたたくこと」。 ひみつとは、ロージーがアリンダという名のミュ…
グレイス・イヤー 少女たちの聖域 作者:キム リゲット 早川書房 Amazon 16歳を迎えた少女たちは魔力を宿し、危険な存在になるため一年間街から追放される。森の奥のキャンプで魔力を解き放ち、清らかになるために。だが、このグレイス・イヤーについては決…
帰命寺横丁の夏 作者:柏葉 幸子,佐竹 美保 講談社 Amazon 祐介は、夜明けに二回の窓から、自分の家から白い着物を着た女の子が出ていくのを見てびっくりするが、さらにそれが自分のクラスにいて、自分以外のみんなは、その子をよく知っているというので混乱…
霧のむこうのふしぎな町 (講談社青い鳥文庫) 作者:柏葉幸子,杉田比呂美 講談社 Amazon 小学校6年生のリナは、おとうさんの勧めで霧の谷をめざしてやってきた。けれど、教えられた駅のお巡りさんは、場所がおぼつかないようす。このへんと言われた所まで来た…
青いイルカの島 (理論社名作の森) 作者:スコット オデル 理論社 Amazon 1835年から1853年にかけてアメリか東海岸の近くの一人で島で暮らした少女の物語。島の周りに豊富にいるラッコを獲るためやってきたアリュート人とのトラブルで島の男たちが多く殺された…
さいごのゆうれい (福音館創作童話シリーズ) 作者:斉藤倫 福音館書店 Amazon ハジメは、小学校5年の夏休みをおばあちゃんの田舎で過ごした。そこで出会ったのはネムという幽霊の女の子。幽霊がどんどん減っている。みんなが幽霊を忘れているせいだから、思…
星ぼしでめぐるギリシア神話 (岩波少年文庫 256) 作者:百々 佑利子,花松 あゆみ 岩波書店 Amazon 様々な出典を読み込んだ再話。読んでいて、あらためてイソップにもギリシアの神の物語があったかと気がついたりと発見があった。短い物語が多いが、そのせいか…
ドアのむこうの国へのパスポート 作者:トンケ・ドラフト,リンデルト・クロムハウト,リンデ・ファース 岩波書店 Amazon 文字は大き目で読みやすいが、中身はギッシリなので読書力のある高学年から大人向け。主人公はラウレンゾー。(ドラフトさんのファンなら…
焼け跡に風が吹く (福音館日曜日文庫) 作者:山福 康政 福音館書店 Amazon 1941年に小学校を卒業した主人公「ぼく」は、戦時下に生きることになる。家が貧しく進学が難しいが、成績が良かったことで、叔母の援助もあり進学。だが、上級生のしごきと勤労動員の…
ザ・ディスプレイスト 難民作家18人の自分と家族の物語 ポプラ社 Amazon トランプ大統領就任と、それに伴う移民排斥の中で編集されたという本。難民として転々とした経験の辛さだけではなく、祖国では楽しい経験もあったのに、悲劇の話だけを期待される辛…
ソフィーの秘密 (文研じゅべにーるYA) 作者:ニキ・コーンウェル 文研出版 Amazon ソフィーはフツ族、ルワンダで事件が起こる前、ソフィーにはセレステというツチ族の親友の女の子がいた。だが、セレステはある日いなくなってしまった。そして父も部族対立の…
君の話をきかせてアーメル (文研じゅべにーる) 作者:コーンウェル,ニキ 文研出版 Amazon 難民としてイギリスに来たクリストフも中学生になった。アフリカから転校生のアーメルがやって来て、互いにフランス語がしゃべっるというので隣の席になるが、アーメル…
ロザリーのひみつ指令 作者:ティモテ・ド・フォンベル あかね書房 Amazon ロザリーはまだ5歳だけど秘密の使命がある。おかあさんが仕事にいけるように、校長先生にあずけられ、教室の隅でお絵描きをしているように見えるけど、ロザリー大尉は自分の使命を忘…
パンに書かれた言葉 作者:朽木 祥 小学館 Amazon イタリア人のママと日本人のパパを持つ私の名前は光・S・エレオノーラ。Sは、ある言葉の略。3.11の震災の後、本当は中学2年に上がる前のこの春休みに家族でイタリア旅行にいくはずだったのが、一人でイタリ…
真実の裏側 作者:ビヴァリー ナイドゥー,Beverley Naidoo,もりうち すみこ めるくまーる Amazon 2001年カーネギー賞受賞作。ナイジェリアに住むシャデーとフェミの姉弟は、やさしい両親と共に幸せに暮らしていた。だが、ジャーナリストの父が反政府記事を書…
木かげの家の小人たち (福音館文庫 物語) 作者:いぬい とみこ 株式会社 福音館書店 Amazon 不安な世情の中で、イギリスに帰国するミス・マクラクランから小人の夫婦を託された小学生の男の子達夫。小人の食べ物として、毎日必ずコップ1杯のミルクを用意する…
ガリバーのむすこ 作者:マイケル・モーパーゴ 小学館 Amazon ぼくことオマールはアフガニスタンで両親や妹と幸せに暮らしていた。小柄だけどクリケットが大好きで得意! だけどそんな生活は戦争で変わってしまった。父さんは死に、妹は行方不明。母さんと僕は…
白いのはらのこどもたち (おはなしパレード) 作者:たかどの ほうこ 理論社 Amazon のはらおばさんとのんちゃんは、冬の野原をさんぽすることに。かんじきが2足しかないので、今回は2人だけで・・・と思ったら、歩くうちにいつものメンバーが次々と合流して…
のはらクラブのちいさなおつかい 新装版 (のはらクラブシリーズ) 作者:たかどのほうこ 理論社 Amazon 秋の「のはらクラブ」は「種」さがし。 のはらおばさんとのんちゃんが、ならの木の下で待っていると、クラブのみんながバスケットをさげて集まってきまし…
のはらクラブのこどもたち 新装版 (のはらクラブシリーズ) 作者:たかどの ほうこ 理論社 Amazon 「のはらクラブ」シリーズの1巻目は、春の野原を散歩して、草花の話を楽しみます。 まず始めにすずちゃんが、すずめのかたびらを見つけてみんなに教えると、続…
みどりの森のなかまたち (のはらクラブシリーズ) 作者:たかどのほうこ 理論社 Amazon 野原を歩きながら、花や草、木の話をして楽しむ「のはらクラブ」のお話、夏編。 今回はカツラの木の下に集合と、のはらおばさんとのんちゃんが出かけたのに、誰も来てない…
黄色い夏の日 (福音館創作童話シリーズ) 作者:高楼 方子 福音館書店 Amazon 中学1年の景介は、美術部の課題に描きたい家があった。ひと昔前の空気を漂わす洋風の家。1人で堂々とスケッチする勇気がなくたたずんでいると、中から現れたのはおしゃれなおばあさ…
コウノトリと六人の子どもたち (岩波の愛蔵版 23) 作者:マインダート・ディヤング 岩波書店 Amazon オランダの漁村ショーラは、小学校に通う子どもが6人しかいない小さな村。ある日、そのうちただ一人の女の子リーナが書いた作文から、物語は始まります。 …
海底二万海里 (福音館古典童話シリーズ) 作者:ジュール ヴェルヌ 株式会社 福音館書店 Amazon さまざまな海洋に出現する謎の怪物が、実は潜水艦ノーチラス号だったとわかるまでの導入が、すでに迫力ある物語で引きこまれる。 動力・熱・光のすべてを電気でま…
いつも いつまでも いっしょに! (世界傑作童話シリーズ) 作者:フース・コイヤー 福音館書店 Amazon ポレケは11歳。クラスメートのミムンが好きだったのに、モロッコから来たミムンは、同じイスラム教の女の子と結婚しなくちゃいけないから結婚できない、とい…