小学校低学年以上
こたつ (日本傑作絵本シリーズ) 作者:麻生 知子 株式会社 福音館書店 Amazon 大晦日から元日、こたつに集まり過ごす家族のようすを、会話ことばでつづります。真上から眺める構図が独特でおもしろい。 おばあちゃんはお茶飲んだり、お父さんは新聞読んだり、…
ハリネズミと金貨: ロシアのお話 (世界のお話傑作選) 作者:ウラジーミル オルロフ,田中 潔 偕成社 Amazon ハリネズミのおじいさんが、道で金貨をひろいました。冬ごもりの支度に、干しキノコを買おうと考えますが、お店が見つかりません。すると、木の上でキ…
子どもと楽しむ行事とあそびのえほん 作者:すとう あさえ のら書店 Amazon 年中行事のいわれや祝い方、季節の自然やあそびを、1月から12月の順に紹介する。1つの行事について2ページから4ページとコンパクトながら、ちょっとした解説に「へえー」と思う発見…
おたよりください (子どもの本) 作者:シャスティン スンド 大日本図書 Amazon 8才のリンダが、文通相手募集の広告を見て手紙を書いた相手は、返事が届いてみると、なんと80才のおばあちゃん。同じ8歳と思ったのに、広告にゼロが抜けていたのです。 貧しい…
リスのエビフライ探検帳 ~マツボックリの大変身!~ (科学絵本) 作者:飯田 猛 技術評論社 Amazon 森の小道で見つけたエビフライそっくりなもの。もとはマツボックリで、リスが種をかじった残りかすだ。リスが住む森や、マツの林を探すと見つかる。 リスが種…
ヴォドニークの水の館 作者:まきあつこ ビーエル出版 Amazon 貧しさに耐えかねて飛び出した娘が泣きながら川辺を歩いていると、川に住む水辺の主ヴォドニークが、その鳴き声を聞きつけます。娘を川の館に連れていくとちゃんとめんどうをみてやるから働くよう…
ヘビと船長―フランス・バスクのむかしばなし 作者:ふしみ みさを ビーエル出版 Amazon うではいいが、不運のせいで船を失くした船長は、いつも海辺で見かけ、やさしくしていたヘビの助言にしたがって、船をつくり12人の船乗りを乗せて海にでました。嵐を越…
チビにいちゃんとO(オー)ちゃん 作者:エディス=ウンネルスタッド 瑞雲舎 Amazon チビにいちゃんこと5歳のパトリックが主人公。『すえっこOちゃん』の姉妹編(年齢的には前)。いたずらな妹Oちゃんとも息がぴったり! 買い物を頑張ったり、思いついて夏の別…
チビにいちゃんと馬のロッタ (チビにいちゃんのおはなし) 作者:エディス=ウンネルスタッド 瑞雲舎 Amazon 相変わらず元気いっぱいのチビにいちゃんの物語。なぜか眠れなくて窓の外の猫を見ていたら、ますます目がさえてしまったり、クリーニング屋のカゴの中…
おばけはケーキをたべない (世界のどうわ傑作選 8 改訂・改装版) 作者:ギーナ ルックポーケ 偕成社 Amazon ある夏の日、ブルーメンハウゼン村から、次々と物がなくなる事件がおこります。 にわとりの卵やソーセージにケーキ、きれいなにじ色のソファカバーな…
童のおつかい (今昔物語絵本) 作者:ほりかわ りまこ 偕成社 Amazon 今は昔。吉野の山のふもとに、1人の童が両親と暮らしていました。 ある日、父親の言いつけを守らず、家を追い出され、お寺の下働きをすることに。寂しくて毎晩泣いていると、お坊さまがな…
権大納言とおどるきのこ (今昔物語絵本) 作者:ほりかわ りまこ 偕成社 Amazon 今は昔。京の都にとても食いしん坊な権大納言がいました。友だちの陰陽師からは、食べ過ぎは体に毒だと小言を言われつつも、不思議なまじないの力をもつ陰陽師に、権大納言は何か…
わたしたちのケーキのわけかた 作者:キム・ヒョウン 偕成社 Amazon 5人きょうだいのわたしたち。ケーキやチキン、扇風機の風や1台のキックボード、たった1人のおじさんだって、5人でわけっこしなくてはなりません。 それには、わり算する、アピールする…
おいしい魚ずかん 金の星社 Amazon わたしたちの食事でなじみのある魚や海の生き物のうち、22種類を主に取り上げて説明する図鑑絵本。生息数の目安を、青黄赤の信号マークで示しているのが特徴です。 青は数が多い魚で「すすんで食べよう」、黄は数が少し減…
アザラシのアニュー (どうぶつ・ものがたり絵本) 作者:あずみ虫 童心社 Amazon 物語絵本なのか、科学絵本なのか、なんだかイマイチわからなかった。流氷の上で生まれているけど、海に入るとヒトデやイソギンチャク、カニなどがいる世界。海の底も見えている…
なきむし せいとく: 沖縄戦にまきこまれた少年の物語 (童心社の絵本) 作者:たじま ゆきひこ 童心社 Amazon 1945年の沖縄。国民学校2年のぼくは、みんなから「なちぶー」(沖縄の言葉で”泣き虫”)と呼ばれている。おとうも中学生のにいにいも軍隊に入り、残…
おちびさんじゃないよ (imagination unlimited) 作者:マヤ・マイヤーズ イマジネイション・プラス Amazon テンは、家族の中で一番小さい。名前も小さな点みたい! クラスでも一番小さいから、「ようちえんにいってるの?」ときかれたりするけど、いろんなこ…
いろんな いきもの かぞくのカタチ (福音館の科学シリーズ) 作者:澤口 たまみ 株式会社 福音館書店 Amazon カラス、クマノミ、ゴリラなどの生き物が、新しい命を育てるようす、家族の姿を絵と文章でつづり、巻末に少し詳しめの解説をのせた。 コウテイペンギ…
あさいち (かがくのとも絵本) 株式会社 福音館書店 Amazon 今年の元日に起こった能登半島地震で焼失してしまった、輪島朝市を取材した1980年の作品。復興支援のため復刊された。 早朝の暗いうちから、自慢の品物をかついだり荷車に乗せたりして、売り子のお…
あたしって、しあわせ! 作者:ローセ・ラーゲルクランツ 岩波書店 Amazon ドゥンネは、夜ねむれないとき、ひつじを数えるかわりに、「あたしって、しあわせ!」と感じたときのことを思い出すことにしています。 通学用リュックを買ってもらって、1年生になる…
八助の寺子屋日記 そのニ話 (学校がもっとすきになるシリーズ) 作者:飯野 和好 東洋館出版社 Amazon 寺子屋に通って3年がたつ八助は10才。寝坊してあわてて出かける途中、縄でしばられた河童を助けて遅刻。お師匠さまに言い訳をすると、「河童とな!わしは…
八助の寺子屋日記 その一話 (学校がもっとすきになるシリーズ) 作者:飯野 和好 東洋館出版社 Amazon 江戸時代、寺子屋で学ぶ子どものようすをいきいきと物語る絵本。 9才の八助は、お寺の一室を使った寺子屋に通うところ。浪人のお侍のお師匠さまから、いろ…
こんにちは、アンリくん 作者:エディット・ヴァシュロン,ヴァージニア・カール 徳間書店 Amazon ローベルの絵がとても魅力的で、物語もひょうひょうとした感じで楽しい。たとえば「ダッドリーくんとおばあさん」では、ダッドリーくんが自転車でおばあさんに…
新幹線と車両基地 (乗り物ひみつルポ 1) 作者:モリナガ ヨウ あかね書房 Amazon 東京から博多へ走る新幹線のぞみを例に、その速さのひみつ、客車の特徴や乗務員室のようす、さらには、新幹線が工場で作られる過程や、車両基地で行われる定期検査を解説。「乗…
こころってなんだろう (講談社の創作絵本) 作者:細川 貂々 講談社 Amazon 心は目に見えないけれど、「だれにでもある」「どれも同じように動いて」毎日「だれかとかかわるときに動く」もの。そして、心が動いて生まれるいろんな気持ちを伝える「コトバ」と、…
こねこのチョコレート 作者:B.K. ウィルソン こぐま社 Amazon 4歳のジェニーは、弟の誕生日プレゼントにこねこのチョコレートを買いました。 その晩、たんすに隠したチョコレートが気になって眠れないジェニーは、1つくらい、もう1つくらいと”味見”するう…
アグネスさんとわたし 作者:ジュリー・フレット 岩波書店 Amazon 絵本だが、読み聞かせとしては高学年にも使えそう。絵を描くことがすきな女の子、わたしは、田舎の野原の一軒家にかあさんと引っ越した。野原の向こうにはアグネスさんというおばあさんが住ん…
バレエ団のねこ ピンキー 作者:ノエル・ストレトフィールド のら書店 Amazon ねこのピンキーは、ネズミとり係としてバレエ団にやとわれています。でも実はネズミが怖くて、ちっとも捕まえられません。バレエが大好きなピンキーは、いつ辞めさせられるか不安…
メキシコのおはなし おまつりをたのしんだおつきさま 作者:マシュー・ゴラブ のら書店 Amazon ある晩お月さまは、星たちのうわさ話を耳にしました。人々が昼間、とてもきれいで楽しいお祭りをしていると。 うらやましく思ったお月さまは、夜の番人たちに頼ん…
山いっぱいのきんか 作者:君島 久子 童話館出版 Amazon 昔むかし、月の輝くある晩に、ランフーという若者が、山へ草かりに行きました。 ふいに足元が光ったので見てみると、それはなんと、山奥までつづく金貨の道。そこへ銀髪のおばあさんが現れて、8月の十…