太宰治、宮沢賢治、芥川龍之介、谷崎潤一郎、樋口一葉、夏目漱石という6人の作家の17歳に焦点をあて、当時に作品や日記をつけていた作家はそれを紹介。早熟の才能を開花させた太宰、早世の賢治、芥川、一葉などはイメージがあまり変わらないが、谷崎が幼少期は豊かだったが、事業の失敗で思春期、青年期とまさかの苦労人とは知らなかったので、ちょっとびっくりした。また、漱石が明るいスポーツマンというのも意外。とはいえ、それぞれの体験は後年にも関係してるといえるだろう。ちょっとおもしろい視点だったが、取り上げられているのはいずれも文豪。このへんを読んでいる中高生は、どのくらいいるのかな(笑)