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シールド・リング=ヴァイキングの心の砦

 

シールド・リング―ヴァイキングの心の砦

シールド・リング―ヴァイキングの心の砦

 

 ノルマン人の侵略にあえぐ、ヴァイキングの子孫達は、湖水地方の山奥に最後の砦を築いて抵抗をつづけていた。敵は、そのありかをつきとめようと、味方を捕まえて拷問を加えるが、過去誰一人裏切ったものはない。その人の心こそシールドリング(盾の輪)だった。ノルマンに両親を殺されたフライサとビョルンは、共にその砦で成長する。多くの犠牲を出しつつも持ちこたえた彼らは、ついに最後の決戦に全てを賭ける。ビョルンにイルカの指輪が伝えられていてローマンブリテンの末の姿を見る。少年の対立や、それが溶ける瞬間を描かせたらやはり天下一品。