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なずずこのっぺ(2018 課題図書 小学校低学年)

 

なずず このっぺ?

なずず このっぺ?

 

2017年コルデコット賞オナーブック受賞。昆虫語(?)で昆虫たちが会話しながら物語が進んでいくグラフィテイカルな。音読すると、言葉遊びのようで楽しめそう。何かの芽が出てきたので、みんなで、これは何だと大騒ぎをし、その草を遊び場でするが、クモに横取りされてしまう。しかし、鳥がクモを餌にしてさらっていったので、草は、虫たちみんなのものに戻り、大輪の花が咲く。みんなは「ルンバボン」と大喜び。しかし、やがて花は枯れ、雪に埋もれていく。しかし、これを感想文に書くのはある意味大変そう。この言葉遊びの世界をどうする? いっそ「なずずこのっぺ るびるび るるる ごっきぎ どっきま めのめの しまま」とか、自分で作った昆虫語で全部書いてみたらどうでしょうか? 感想文と言うより、新しいドラマになりそうですがね。