児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

こころってなんだろう

 

心は目に見えないけれど、「だれにでもある」「どれも同じように動いて」毎日「だれかとかかわるときに動く」もの。そして、心が動いて生まれるいろんな気持ちを伝える「コトバ」と、自分の経験したことが入っている「きおくのひきだし」、この2つで心は出来ている。コトバの使い方とひきだしの中身は、人それぞれ違うから、ケンカになったりもする。泣いたり笑ったり、気持ちをコトバにして伝えてみたり、自分の気持ちに素直になることが大事、としています。

「どれも同じように動いて」という意味が、最後まではっきりとわかりません。

また、「とりあえず これがいえれば だいじょうぶ」という言葉として示す「たすけて」「ありがとう」「ごめんなさい」のセレクトは、いじめか何かを想定している?

教育的に使う意図を感じる流れと、こころを解説する難しさが見えました。 (は)