絵本
おせち (こどものとも絵本) 作者:内田 有美 株式会社 福音館書店 Amazon おせち料理として並ぶ一品一品の、いわれやこめられた願いを紹介します。私は、たたきごぼうの意味に、そうだったのか!と思いました。お料理だけでなく、松葉、笹の葉、南天、うらじ…
あっちゃんのおせち日記(たくさんのふしぎ2025年1月号) 作者:さげさかのりこ 福音館書店 Amazon あっちゃんの家は農家です。毎年の元旦には、お父さんお母さんの育てた野菜やお米、狩猟でとった肉のお節料理が並びます。 春に4年生になるあっちゃんは、今年…
お正月が やってくる (ポプラ社の絵本) ポプラ社 Amazon 都心に近い町で工務店を営む、なおこさんのお正月支度を追います。 まず11月の酉の市を訪れるところから。たくさんの人々でにぎわう市のようすが華やかです。12月になると、浅草の「がさいち」へ。お…
こたつ (日本傑作絵本シリーズ) 作者:麻生 知子 株式会社 福音館書店 Amazon 大晦日から元日、こたつに集まり過ごす家族のようすを、会話ことばでつづります。真上から眺める構図が独特でおもしろい。 おばあちゃんはお茶飲んだり、お父さんは新聞読んだり、…
ハリネズミと金貨: ロシアのお話 (世界のお話傑作選) 作者:ウラジーミル オルロフ,田中 潔 偕成社 Amazon ハリネズミのおじいさんが、道で金貨をひろいました。冬ごもりの支度に、干しキノコを買おうと考えますが、お店が見つかりません。すると、木の上でキ…
サンタクロースってほんとにいるの? (かがくのとも絵本) 作者:てるおか いつこ 福音館書店 Amazon 姉弟が、かわるがわるたずねます。「ねえ サンタクロースってほんとにいるの?」「えんとつがなくても くるの?」「どうして おとうさんやおかあさんにはこな…
あずきがゆばあさんととら 作者:パク・ユンギュ 偕成社 Amazon むかしむかし深い山奥に、あずきがゆを煮るのが上手なおばあさんがいた。ある春の日、とてつもなくでっかいとらに食われそうになったおばあさんは、とっさに、冬至の日に炊くおいしいあずきがゆ…
コールテンくんのクリスマス 作者:B.G.ヘネシー 好学社 Amazon 12月、デパートのおもちゃ売り場におかれたくまのぬいぐるみは、子どもたちが口々に言うサンタさんに、自分も会いに行こうと考えます。それにはちゃんと服を着なければと、帽子や子ども服売り場…
星の子ども 冨山房 Amazon グリムの「星の銀貨」より創作。 両親も家もない少女マチルデは、パンひときれと着の身着のままで歩いていくうち、お腹をすかせたおじいさん、寒がる男の子や女の子に会い、そのたびに自分のパンや帽子、服を渡す。夜になり、森へ…
子どもと楽しむ行事とあそびのえほん 作者:すとう あさえ のら書店 Amazon 年中行事のいわれや祝い方、季節の自然やあそびを、1月から12月の順に紹介する。1つの行事について2ページから4ページとコンパクトながら、ちょっとした解説に「へえー」と思う発見…
どんぐり (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん) 作者:こうや すすむ 福音館書店 Amazon 秋、たくさん実ったどんぐりが地面に落ちると、さまざまな動物たちが集まってきます。ひろって食べるもの、どこかへ運んで地面に埋めるもの、巣あなにたくわえるもの…
どんぐり 作者:たてのひろし 小峰書店 Amazon どんぐりの実が地表に落ちて、虫やねずみに食べられたり鳥に運ばれたり。冬を越して地面に残ったものが、やがて芽を出す。 文字はなく、緻密な線とスポット的な彩色で物語を伝えますが、最後に、1つの小さな芽…
ヴォドニークの水の館 作者:まきあつこ ビーエル出版 Amazon 貧しさに耐えかねて飛び出した娘が泣きながら川辺を歩いていると、川に住む水辺の主ヴォドニークが、その鳴き声を聞きつけます。娘を川の館に連れていくとちゃんとめんどうをみてやるから働くよう…
ヘビと船長―フランス・バスクのむかしばなし 作者:ふしみ みさを ビーエル出版 Amazon うではいいが、不運のせいで船を失くした船長は、いつも海辺で見かけ、やさしくしていたヘビの助言にしたがって、船をつくり12人の船乗りを乗せて海にでました。嵐を越…
鳳凰と黄金のカボチャ (岩崎創作絵本 15) 作者:崔 岩シュン 岩崎書店 Amazon 昔、中国に、立派な家に住む兄と正直者の貧しい弟がいた。 ある日、けがをした小鳥を助けた弟は、お礼にもらったカボチャの種をまいて丹念に世話をすると、たくさんの実がなる。 …
もののけの家 (今昔物語絵本) 作者:ほりかわ りまこ 偕成社 Amazon 今は昔。京の都で、もののけが出るとうわさされる屋敷に越してきたある宰相。 木や草が生い茂り、苔むした庭に、風情を感じ満足していると、さっそく怪しいことが起こり始めます。 夕暮れに…
童のおつかい (今昔物語絵本) 作者:ほりかわ りまこ 偕成社 Amazon 今は昔。吉野の山のふもとに、1人の童が両親と暮らしていました。 ある日、父親の言いつけを守らず、家を追い出され、お寺の下働きをすることに。寂しくて毎晩泣いていると、お坊さまがな…
滝のむこうの国 (今昔物語絵本) 作者:ほりかわ りまこ 偕成社 Amazon 今は昔。京の都に住む権大納言は、友だちの陰陽師の別荘へ行く途中、山で猟師に追われる子鹿を助けます。 別荘に着き、食事の支度を待つ間、庭へ出た権大納言。甘い香りに誘われるままに…
きえた権大納言 (今昔物語絵本) 作者:ほりかわ りまこ 偕成社 Amazon 今は昔。京の都の権大納言は、こわがりでおっちょこちょい。 ある日、友だちの陰陽師の家で碁を打つうちに、日が暮れてしまい。夜道を帰る途中、橋の向こうからやってくる恐ろしげな鬼た…
権大納言とおどるきのこ (今昔物語絵本) 作者:ほりかわ りまこ 偕成社 Amazon 今は昔。京の都にとても食いしん坊な権大納言がいました。友だちの陰陽師からは、食べ過ぎは体に毒だと小言を言われつつも、不思議なまじないの力をもつ陰陽師に、権大納言は何か…
やまをとぶ (岩波の子どもの本) 作者:きくち ちき 岩波書店 Amazon 「岩波子どもの本」の一冊でレトロな雰囲気。自然あふれる山の中が舞台だが、作者は1975年生まれ。ぼく、が主人公だが、ぼくがどんな子なのかは正直よくわからない。途中描かれている大人が…
ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号) 作者:菅瀬晶子,平澤朋子 福音館書店 Amazon イスラエルに暮らすアラブ人でキリスト教徒という、少数派の女性ウンム・アーザルの暮らしや思いと半生を物語る絵本。 14歳の時に、出かせぎにでる父・…
せんそうがおわるまで、あと2分 作者:ジャック・ゴールドスティン 合同出版 Amazon 同じ日、同じ町に2分ちがいで生まれたジムとジュール。2人はなかよく育ち、2分先に生まれたジムがどんな時も先頭だった。 1914年、第一次世界大戦が勃発。青年になった2…
わたしたちのケーキのわけかた 作者:キム・ヒョウン 偕成社 Amazon 5人きょうだいのわたしたち。ケーキやチキン、扇風機の風や1台のキックボード、たった1人のおじさんだって、5人でわけっこしなくてはなりません。 それには、わり算する、アピールする…
おいしい魚ずかん 金の星社 Amazon わたしたちの食事でなじみのある魚や海の生き物のうち、22種類を主に取り上げて説明する図鑑絵本。生息数の目安を、青黄赤の信号マークで示しているのが特徴です。 青は数が多い魚で「すすんで食べよう」、黄は数が少し減…
パタパタ絵本ぐるーりすいぞくかん 作者:モリナガ ヨウ ほるぷ出版 Amazon たたんであるページを開くと約2m半に広がる。片面は、私たちが見慣れている水族館の表側の見学順路で、裏面を広げていくと、水族館のバックヤードが図解される仕掛け。 飼育員さん…
ぼくは川のように話す 作者:ジョーダン・スコット 偕成社 Amazon 吃音の症状がある作者が、子ども時代の感覚や体験をつづった。 朝起きて目にする物を、滑らかに音にできない辛さ。黙ってご飯を食べ、学校へ。発表のとき、うまくしゃべれないのをみんなが笑…
シッカとマルガレータ: 戦争の国からきたきょうだい 作者:ウルフ・スタルク 子どもの未来社 Amazon 海の東側に暮らすシッカと西側のマルガレータ。戦争がはじまり、シッカのお父さんは戦地へ、シッカはひとり避難することになり、マルガレータの家族の元へや…
ひこうきにのろう 作者:バイロン・バートン 好学社 Amazon 飛行機に乗るため空港にやってくる人たち。飛行機を飛ばすために準備をすすめる人びと。点検、荷物の積みこみ、客室内の清掃や乗務員の仕事、管制塔とコックピットのやりとり。そしていよいよ、飛び…
きつねがはしる──チェコのわらべうた (岩波の子どもの本) 岩波書店 Amazon ヨセフ・ラダの絵がたまらなく魅力的。わらべうたはリズムが楽しいので小さい子から楽しめるだろう。一部『おおきくなったら』内田莉莎子訳(福音館)と同じと思われるものがあった…