児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

絵本

きつねがはしる―チェコのわらべうた

きつねがはしる──チェコのわらべうた (岩波の子どもの本) 岩波書店 Amazon チェコのわらべうたを、くっきり愉快な挿絵とともに、たっぷり38編。声に出すと、そのリズム感が楽しめます。 編訳者は子どもの頃チェコスロバキアに暮らし、チェコ語でわらべうたを…

新幹線と車両基地

新幹線と車両基地 (乗り物ひみつルポ 1) 作者:モリナガ ヨウ あかね書房 Amazon 東京から博多へ走る新幹線のぞみを例に、その速さのひみつ、客車の特徴や乗務員室のようす、さらには、新幹線が工場で作られる過程や、車両基地で行われる定期検査を解説。「乗…

でんしゃ すきなのどーれ

でんしゃ すきなのどーれ (幼児絵本シリーズ) 作者:岡本 雄司 株式会社 福音館書店 Amazon 正面から見た「かお」、横から見た「かたち」、「いろ」、「むかしといま」など、電車をずらっと並べてみせて、「すきなのどーれ」とよびかける。 余計な背景のない…

こころってなんだろう

こころってなんだろう (講談社の創作絵本) 作者:細川 貂々 講談社 Amazon 心は目に見えないけれど、「だれにでもある」「どれも同じように動いて」毎日「だれかとかかわるときに動く」もの。そして、心が動いて生まれるいろんな気持ちを伝える「コトバ」と、…

ゆきのうえゆきのした

ゆきのうえ ゆきのした (世界傑作絵本シリーズ) 作者:ケイト・メスナー 株式会社 福音館書店 Amazon 文字数はやや多いが、大型で絵が美しいので小学生以上にじっくり読み聞かせをするのに使える絵本。知識の絵本の面もあるので、3~4年などにも良いかも。…

おじいちゃんのくるみのき

おじいちゃんの くるみの き (児童図書館・絵本の部屋) 作者:アミ=ジョーン・パケット 評論社 Amazon コモ湖のそばに暮らしていたおじいちゃんは、アメリカにわたることになった時に庭のクルミを一個もいでポケットにいれてきた。新しい土地でクルミを植え、…

クリスマスにゆきがふりますように

クリスマスに ゆきが ふりますように (講談社の翻訳絵本) 作者:シビル・ドラクロワ 講談社 Amazon 明日はクリスマスなのに雪がふりません。リュシーと弟は窓の外を見て心配しています。でも、ふとんに入りスノードームを振ったら、あれ! 雪が降ってきた。弟…

クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし

クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし (日本傑作絵本シリーズ) 作者:降矢 なな 福音館書店 Amazon 素直なお話なので、読んであげれば4.5歳から。12月になると開くクリスマスマーケットでやきぐりを売っているおばさんが見つけたのは、箱に入れら…

アグネスさんとわたし

アグネスさんとわたし 作者:ジュリー・フレット 岩波書店 Amazon 絵本だが、読み聞かせとしては高学年にも使えそう。絵を描くことがすきな女の子、わたしは、田舎の野原の一軒家にかあさんと引っ越した。野原の向こうにはアグネスさんというおばあさんが住ん…

はたらく

はたらく 作者:長倉 洋海 アリス館 Amazon 世界の子どもたちが「はたらく」さまをとらえた写真絵本。 ネパールでは、冬虫夏草を探してヒマラヤを歩く子のけわしい表情を。アマゾンの森では、えものを弓矢でねらう厳しい視線の真剣さ。 エルサルバドルでコー…

レモンをお金にかえる法

新装版 レモンをお金にかえる法 作者:ルイズ・アームストロング 河出書房新社 Amazon 子どもにわかりやすいたとえを使って、経済学の用語と理論そして経済学のしくみを「正確に教え」るという絵本。 レモンに水と砂糖を加えてレモネードをつくり60円で売った…

ふたりはバレリーナ

ふたりはバレリーナ 作者:バーバラ・マクリントック ほるぷ出版 Amazon バレエの大好きな女の子エマと、バレリーナのジュリア。会ったことのない2人のいちにちが、見開きに同時進行で描かれます。 朝起きて、それぞれ同じようにバレエのレッスンへ。やがて…

すなはまのバレリーナ

すなはまのバレリーナ 作者:川島京子 のら書店 Amazon 日本にバレエを伝えたロシア人バレリーナ、エリアナ・パヴロバの功績を伝える絵本。 ロシア革命のふるさとを逃れ、1919年日本へ亡命してきたエリアナは、鎌倉に日本初のバレエ学校を開いた。全国から生…

いろのダンス

いろのダンス 作者:アン ジョナス 福武書店 Amazon 赤、黄、青の大きな布をひらめかせながら、子どもたちがダンスのレッスン。布が重なると別の色が生まれます。赤と黄が重なってだいだい色、黄と青でみどりいろ、白が重なればどの色もうすくなる。 『光の旅…

アンジェリーナはバレリーナ

アンジェリーナは バレリーナ (講談社の翻訳絵本) 作者:キャサリン ホラバード 講談社 Amazon アンジェリーナはねずみの女の子。バレエが大好きすぎて、夢でも踊っているくらいです。でも、おかげで周りが困ることも。うちのテーブルに並べたミルクやパイを…

バレエ団のねこ ピンキー

バレエ団のねこ ピンキー 作者:ノエル・ストレトフィールド のら書店 Amazon ねこのピンキーは、ネズミとり係としてバレエ団にやとわれています。でも実はネズミが怖くて、ちっとも捕まえられません。バレエが大好きなピンキーは、いつ辞めさせられるか不安…

インクレディブル・ホテル

インクレディブルホテル 作者:ケイト・デイヴィス BL出版 Amazon ステファンは、インクレディブルホテルの見習い。いつかお菓子作りをしたいと夢見てるけど雑用ばかり。家では、ずっと練習しているのに、何もやらせてもらえません。ホテル100周年のパーテ…

ネネット こころのなかにとりのつばさをもつおんなのこ

ネネット こころのなかにとりのつばさをもつおんなのこ 作者:アレクサンドラ・ガリバル アンドエト Amazon 主人公のネネットは自閉症で自分の世界にこもっている。同じクラスのノウは、当初隣の席に割り当てられて不満だが、ネネットが小さな折り紙の船を通…

ぼくらのサブウェイ・ベイビー

ぼくらのサブウェイ・ベイビー 作者:ピーター・マキューリオ サウザンブックス社 Amazon ダニーは、地下鉄に乗って家に帰る途中、小さな包みを見つける。それは布でくるまれた赤ん坊! すぐに警察に電話し、パートナーのピートにも電話をした。二人は赤ん坊…

つきよのさんぽ

こどものとも 2006年 10月号 [雑誌] 福音館書店 Amazon 満月の夜、おとうさんとぼくは散歩に出かけました。途中、かめやうさぎの親子にふたごのもぐら、かなぶんに出会います。 お月見するなら月の広場がいいと、お母さんうさぎに聞いて向かうと、広場の池に…

おまつりをたのしんだおつきさま

メキシコのおはなし おまつりをたのしんだおつきさま 作者:マシュー・ゴラブ のら書店 Amazon ある晩お月さまは、星たちのうわさ話を耳にしました。人々が昼間、とてもきれいで楽しいお祭りをしていると。 うらやましく思ったお月さまは、夜の番人たちに頼ん…

音楽をお月さまに

音楽を お月さまに 作者:フィリップ・ステッド ぷねうま舎 Amazon ハリエットの両親は、娘がオーケストラでチェロを弾くこと望んでいました。でもハリエットは、ひとりで弾きたい。 ある晩、部屋でひとり静かに弾いていると、フクロウが鳴いてじゃまをします…

山いっぱいのきんか

山いっぱいのきんか 作者:君島 久子 童話館出版 Amazon 昔むかし、月の輝くある晩に、ランフーという若者が、山へ草かりに行きました。 ふいに足元が光ったので見てみると、それはなんと、山奥までつづく金貨の道。そこへ銀髪のおばあさんが現れて、8月の十…

ちいさなふたりのいえさがし

ちいさなふたりの いえさがし (こどものとも絵本) 作者:たかお ゆうこ 福音館書店 Amazon 大きなおおきなくるみの木のしたに、小さなちいさなくるみの家があって、小さなちいさなおじいさんとおばあさんが住んでいました。 ある春の朝、2人が水くみに出かけ…

イガイガ

こどものとも 年中向き 2005年3月 イガイガ 作者:さとう ゆみか 福音館書店 Amazon ちいさな川のほとりに、赤いイガイガたちの村があって、川から流れてくるどんぐりをもちについて食べていた。 ある日、川の向こう岸に青いろのイガイガたちが新しい村をつく…

月夜のこどもたち

月夜のこどもたち (講談社の翻訳絵本シリーズ) 作者:ジャニス=メイ=アドレー 講談社 Amazon お日さまがしずみ、丸い月がのぼりました。 子どもたちは庭に出て、月明かりの下おどります。 あたたかい夜風の中、おにごっこをしたり木登りしたり、歌ったり。子…

つきへいったら

レオナード・ワイスガード画 クロウディア・ルイス文 藤枝澪子訳 福音館書店 1969年 ひとりの少年が月におりたち、地球をながめます。 宇宙にぽっかりと浮かぶ、大きくあかるい地球。 広い海は、地球というより「海球」と言っていいくらい。 陸に目を向ける…

セミ神さまのお告げ

セミ神さまのお告げ (日本傑作絵本シリーズ) 作者:宇梶静江 株式会社 福音館書店 Amazon 六代の人の世を生きてきたおばあさんがいた。海津波と山津波を予言する歌を歌って警告したが、下の大地の村の人々はまともに受け取らない。一方、上の大地の人々は進言…

夜をあるく

夜をあるく 作者:マリー・ドルレアン ビーエル出版 Amazon 夏の夜中、散歩にくり出す家族。 眠っている町を抜けると、牧場の暗がりに牛の気配。山につづく上り坂から森へ入ると木のにおい、葉のゆれる音。 森がひらけると、満月の映る湖。草むらに寝っころが…

なみのいちにち

なみのいちにち 作者:阿部 結 ほるぷ出版 Amazon 波を主人公に朝から夜までを、海辺を訪れる人々、生き物たち、夜にはおばけの過ごす様子で物語るストーリー。だが、途中、老人が風に帽子を飛ばされ、女性に拾ってもらう場面から妻との日々を回想したり、か…