もともとの物語詩の形式で訳しているが、正直、そんなに名訳とは思えない。他国の言葉のリズムを活かすのは至難の業ではないだろうか? ぼんやりの3男イワンがせむしの仔馬の助けを借りて次々に難題をやりとげ、美しいお姫様と結婚して王様となる、というのは昔話のきちんとした形式にのっとり、きわめて魅力的。ただ、その語りが、装飾的なところが、むしろモタモタするように感じてしまった。
もともとの物語詩の形式で訳しているが、正直、そんなに名訳とは思えない。他国の言葉のリズムを活かすのは至難の業ではないだろうか? ぼんやりの3男イワンがせむしの仔馬の助けを借りて次々に難題をやりとげ、美しいお姫様と結婚して王様となる、というのは昔話のきちんとした形式にのっとり、きわめて魅力的。ただ、その語りが、装飾的なところが、むしろモタモタするように感じてしまった。