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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ペテフレット荘のプルック 下 とんでいけ、空へ

 

ペテフレット荘のプルック(下)――とんでけ、空へ

ペテフレット荘のプルック(下)――とんでけ、空へ

 

 すてきな森の木を切り倒して、タイルだらけの公園の公園にしてしまおうというピーカピカさんと公園管理人さんの計画。大切に卵から孵化させたマキゲフナドリがはく製にされそうになる事件など、プルックの前には次々難問がおしよせます。でも一つ一つがきちんと解決していき、その中であのピーカピカさんが変わってアーヒエが幸せになるおまけもついています。道に迷った時に正しい道を教えてくれるミチササヤキガイなど、ちょっとした登場人物も楽しい作品です。この2冊を合わせて5分冊位にして、シリーズにした方が、この本を喜ぶ低~中学年向きの子どもたちには手にとられやすかったかも。内容は面白いので、なんとかうまく子どもたちと出会わせてあげたい本です。