フォスターは小学校を卒業したばかりの女の子だが、4歳の時からケーキを作っている。一番得意なのは、カップ・ケーキ。あこがれは、テレビのお菓子作り番組のソニー・クロールだ。パパはイラク戦争で死んでしまい、ママのDV彼氏から逃げて、新しいまちに来たところ。実はフォスターには難読症というハンディがある。母子家庭の大変さ、DV、町の刑務所建設によるトラブルなど、問題続出の中で、明るく生きる。ひょっとして、これは、新しいジュディ・ブルーム? 読みやすいし、きれいに解決しているけど、翻訳3作目を読むと、ちょっとパターンが見えてきた気がするぞ。