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ふしぎなお人形ミラベル

 

ふしぎなお人形 ミラベル

ふしぎなお人形 ミラベル

 

 カイサはお人形がほしくてたまらない。でも、おとうさんとおかあさんは、そんな余分なお金はないといって買ってくれない。ところが、留守番をしていたある日、道を通るおじいさんのために柵を開ける手伝いをしてあげたところ、ふしぎな金色の種をもらった。大切に植えた種からそだったのはお人形。しかも、お人形は、カイサが一人だけになると動き始め、おしゃべりを始めた。自分をミラベルだというちょっとわがままで甘えん坊のお人形は、カイサの宝物になる。こども時代に本当に起こりそうな不思議でときめきを感じさせてくれるのは、さすがリンドグレーン