サリーのえらぶ道

サリーのえらぶ道

 1883年夏、無事に奉公を終えて妹と家に帰ってきたサリーは、どこか落ち着かない思いにさいなまれていた。店が成功して裕福になった友人モーラはよそよそしくなり、心を通わせたつもりだったマナスは、サリーを大切にしようとしてくれているが、やさしすぎて、医者の娘と結婚させようとしている父の意向にさからえない。ダブリンから休暇を過ごしにきた女性の誘いを受け、サリーは村を出ようと決心する。せっかくおもしろいテーマなのに、妙に説明調なのが残念。