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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

続・レモンをお金にかえる法

 

続編は、マクロ経済学の領域。

レモンの不作からインフレに陥った市場経済を、「治療する」役割としておとなたちが登場し、政府や中央銀行の立場を示します。

あっというまに「景気回復」するストーリーは楽観的すぎ。ですが、訳者も、「古臭い」ケインズ経済学の考え方ではありつつ、マクロ経済を理解する「事始め」にはふさわしい、と解説しています。 (は)