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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ぼくには数字が風景に見える

 

ぼくには数字が風景に見える (講談社文庫)

ぼくには数字が風景に見える (講談社文庫)

 

先天的にアスペルガーでザヴァン(天才の意味)症候群のダニエルは、周りの人間とのコミュニュケーションがうまくとれなかった。だが、両親は、育てにくい彼に根気よく愛情を注ぎ、8人の弟妹がいる大家族を作った。数字に鮮明なイメージが伴うために、抜群の暗記能力をもち、語学にも才能を持つダニエル。てんかんの発作で死にかけ、他人と会話するということがどういうことなのかがなかなか理解できないという障害のある本人の視点から、自分にできること、難しいこと、特異な感覚の説明が明かされる。知的でまじめな青年が、障害を乗り越えて自立するノンフィクション。障害のある子供を持った親にとっては、強い励ましになりそう。