
- 作者: ミシェルペイヴァー,酒井駒子,Michelle Paver,さくまゆみこ
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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病がやってきた。人の魂を奪い、苦しみ狂って死んでいく病が。治療法を求め一人旅立つトラクをウルフとレンはそれぞれ追う。魂を抜かれた子どもの使い魔トコロス。アザラシ族との出会い。他の生き物に憑依できる「生霊(せいれい)わたり」の力の発現におびえるトラク。だが、その能力を我が物にしようと罠をはる魔導師がいた。 病やトコロスは不気味だが、どのようにしてそんなふうに魂を操れるのかの説得力が弱く、霊的なパワーが感じられない。悪の魔導師の邪悪さが、薄っぺらい気がするのだが・・・。ウルフとトラクの絆はいい感じで、おかげで読める。