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カワと7にんのむすこたち クルドのおはなし

 

カワと7にんのむすこたち クルドのおはなし (日本傑作絵本シリーズ)

カワと7にんのむすこたち クルドのおはなし (日本傑作絵本シリーズ)

 

 悪魔のせいで、王さまの肩から蛇がはえてきた。ヘビに毎日ヒツジを食べさせないと苦しいので、王さまはみんなの大切なヒツジを取り上げた。しぶしぶ従っていたが、ヒツジの次にはヘビは子どもを食べ始める。鍛冶屋のカワは、息子を山に隠す。雪がとけて王さまの都に行けるようになったら、みんなで王さまをやっつけようと決め、春になったら合図に大きな火をたくようにむすこたちにいいつける。ついに春になり、子どもたちの大きな火を合図に、国中から人々が集まり、王さまとへびをやっつけ、悪魔は逃げ出す。みんなは、カワに王さまになってというが、カワは、元の鍛冶屋にもどる。昔話風の創作物語。蛇が肩に生えてくるなどイメージがおもしろい。でも、カワに王さまになってほしかった! ここが創作と昔話の違い。