児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ルルとララのいちごのデザート

 

 人気があるが、きちんと読んでいなかったので、時間をとって読んでみた。シリーズ1巻ではないせいか、ルルとララが何者で、どうして二人がお店をやっているのかわからない。何の店なのかも4ページのイラストでやっとわかる。文字だけ読んだらわからないだろう。「食用色素」などの言葉がでてきたりと、文章もさほど小さい子向けではない。著者がかわいい挿絵を描いているので、その挿絵と、甘いものに惹かれて借りていく感じ。ただ、レシピがいくつもでてくるが、あまり難しくない(この本でも、ケーキは難しくて焼けないので、ビスケットを割って作ったタルトの土台にいちごプリンを入れてケーキにしている。)のは、子どもにとってうれしい配慮で、ルルとララを身近に感じさせるのだろう。ワンセット購入対応でよいと再確認。