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指ぬきの夏

 

からからに乾いた日照りの夏。9歳のガーネットは川で銀色の指ぬきを見つけました。「魔法の指ぬき!」と持ち帰ったその晩おそく、雨が降り出し父さんの畑は救われます。新しい納屋も建てられることになり石灰炉の火を徹夜で番したり、町へヒッチハイクで出かけひとりで買い物したり、かわいがっている子ブタのティミーが博覧会で1等賞をとったり。ガーネットにとって特別な夏がつづられます。

隣りの農場に住むおじさん、フリーボディさんが何かと助けてくれ見守っているよき存在。親友のシトロネーラと図書館に閉じこめられてしまった時も、いち早く気づいて救出します。 (P)