2022-10-01 きんいろのとき 絵本 小学校中学年以上 Bおすすめ A特におすすめ きんいろのとき―ゆたかな秋のものがたり 作者:アルビン トレッセルト ほるぷ出版 Amazon 夏のおわり、きりぎりすが鳴き始める。「きりきり きりかり」。 畑の小麦は黄金色に実り、刈りとり機の音が「ちゃぐちゃぐ かたかた」。 森では、木の実を集めるりすたち。落ち葉を踏みならしながら家へ帰る、学校の子どもたち。 澄み渡る空を、南へ飛んでゆく渡り鳥のなき声。 やがて、霜がおり、木々の葉もみな散ってしまうと、農夫たちはあたたかいうちの中で、にぎやかに、感謝祭を祝うのです。実りの秋の喜びが、詩のような静かな文章と、目の覚めるような黄赤青の色彩で表現されています。 (は)