児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

 

人形劇団の両親と旅するクニルプスは、冒険に憧れて、恐ろしい盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインの元を訪ねた。だが、ロドリゴは、本当は気が弱くて怖がり、他の人間に邪魔されたくなくて、恐ろしい評判をたてていたのだ。クニルプスを追い払いたくて度胸だめしを提案したロドリゴ。クニルプスは馬車を襲い、嬉々としてついてきたフィルパ姫と一緒になる。そのころ、憂鬱に取りつかれた王を操っているインチキ宮廷魔術師ラバヌスが、竜と手を組んでの悪だくみがすすんでいた。エンデっぽいドタバタ、人形劇化されているというが、舞台映えしそうな物語展開、ただ、いかにも物語です、というトーンが、なんとなく気になったのは、好みの問題だろう。