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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

「くうき」が僕らを呑みこむ前に

 

著者は言論法が専門の教授。児童向き著作はなさそう、イラストが補助しているが、読むには一定の予備知識が必要な感じ。内容は民主主義や、社会に対する意思表明を扱っている。日々のクラスでの息苦しさ対応にも応用は可能。多数決の問題や、なんとなく悪に手を貸してしまう問題、言論の自由の問題など、意外と広く述べていが、もう少し絞って、例を増やして詳しく説明してくれたら良かったかもとも思った。