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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ビバリー としょかんへいく

 

ついに自分の図書カードを作ってもらったビバリー。大好きな恐竜の本を隅から隅まで読み込んでいたら、うっかり返却日が1日過ぎてしまいました! 友だちに相談すると「10万円くらい罰金を払わなきゃいけないんじゃない」よか「ろうやにいれられる」とか言われて怖くて返しにいけません。でも、そのせいで怖い夢を見てお母さんにきづかれてしまいました。お母さんと一緒に返しに行くと「次はきおつけてくださいね」と言われただけですみました。ビバリーが返した恐竜の本を待っていたのはオスカー。二人は恐竜の話ですっかりなかよしになります。自分のカードで初めて自分の大好きな本を借りる喜び、失敗してしまったドキドキ、そしてきちんと返すことで、他の本が好きな子が喜ぶことまでわかる。図書館でよみきかせしてあげたい一冊。