児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

かぜ・くうき・みずであそぼ はじめての手作り科学あそび③

 

はじめての手づくり科学あそび〈3〉かぜ・くうき・みずであそぼ

はじめての手づくり科学あそび〈3〉かぜ・くうき・みずであそぼ

 

 「かぜ」「くうき」「みず」とテーマをはっきりさせており、テーマについての解説もはさんでいるので、科学遊びで活用したり関連図書として紹介するには便利。実際につくるおもちゃの難しさをレベル1~3(1が一番やさしい)に分けて紹介していて実用的。空気の解説には揚力のことが触れられている。

スーパー紙とんぼ ワンダーランド

 

 かなり本格的な紙とんぼ造りなので、小学生の場合工作が得意な高学年以上か? 手順はきちんと書いてあるので、きちんとした子がこのとおりにやっていけば成功しそう。例えばバランス棒としての竹ぐしの選び方として、数十本の竹串を転がして一番スムーズに転がった竹串を選ぼうと案内している。なるほど、ここまでていねいにやれば成功しそうだが、ここまできちんとやらずに失敗して、反省してこれを見ながらやり直す子もいそう(私はそうなりそう)。これを使った科学遊びをするなら丁寧な準備が必要だが、時間をかけてチャレンジするのもよさそう。

でんじろう先生のおもしろ科学実験室 ③工作実験

 

 特に内容をカテゴライズしていないが「風船ロケット」「ペットボトル飛行リング」「ゆらゆらUFO」「紙トンボ」など飛ばす系の工作が多く入っている。おおよその制作時間や関連する理科の授業の単元と学年表示もあるので、親の関心をひきそう。写真が多く、ビジュアルに訴えてくるので子どもも手を伸ばしそう。だが11の工作の解説で全48pで3,200円は、割高な気がする。図書館で利用するのがお勧め。

ふくろのこうさく

 

ふくろのこうさく (やさしいこうさく)

ふくろのこうさく (やさしいこうさく)

 

 紙袋、ビニール袋から、ネット状の編み袋など袋の種類ごとにいろいろな工作が紹介されている。遊び方も書いてあり、作り方・遊び方ともやさしいので親子で実際にやってみたくなる。袋は身近な素材なので、家庭でも作りやすい。 ふわふわひこうき、びっくりばこなど実際に科学遊びでやってみて準備もしやすく好評だった。。

とぶおもちゃ工作

 

とぶおもちゃ工作 (たのしい工作教室シリーズ)

とぶおもちゃ工作 (たのしい工作教室シリーズ)

 

 飛ぶメカニズムの解説がないのが残念だが、おさらのUFOからヘリコプターをとばすなど、飛ばしたものの、中からさらに飛行物を飛び出すようにしたり、くすだまからとぶおもちゃを一挙に飛ばすなどの発想はあまり他に例がなく、ちよっと面白い。出版が古いため全体的に地味で、最近の本と比べると手を出してもらえないので、中を見せて紹介する方がいいだろう。

とぶ  うごくかがく

 

とぶ (うごくかがく)

とぶ (うごくかがく)

 

 どうすれば飛べるのか? という問いに対し、砂粒のように小さいことで体積に対する空気が触れる面が大きくなることで飛べる、種のように空気に乗ることで飛ぶ、気球のように空気より比重が軽いことで飛ぶ、上昇気流で飛ぶ、羽ばたくことで飛ぶなど具体的に飛ぶ仕組みが、順々に展開されていく。その中で、人間が飛ぶために行った工夫につなげているので、内容がわかりやすい。

とぶ 

 

 夢で空を飛ぶ浮遊感ちあふれた絵本。最初はうまく飛べなくて、でも徐々にコツをつかんで飛べるようになるようすがなんとも楽しい。上から俯瞰した絵の感じも、夢でこんな風景を見たような気がしてくる。読み聞かせでも幅広い年齢で使えそう。