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アーベルチェの冒険

 

アーベルチェの冒険 (岩波少年文庫)

アーベルチェの冒険 (岩波少年文庫)

 

 

原著は1953年オランダ。新しくできたデパートにエレベータ・ボーイとして勤めることになった14歳のアルベーチェ。エレベーターの一番上の緑ボタンを押したら、エレベータは空に飛びだした。アルベーチェの友達で、元気な女の子ラウラ、音楽の先生クラターフーンさん、虫よけ玉を売りに来たトゥンプさんの4人は、ニューヨーク、南米のペルゴーナ国、ニュージーランドとめぐります。言葉が通じないためのトラブル、どうやって食べ物を手に入れようかという苦心惨澹など、ほのぼのとドキドキさせてくれる。