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おてんばヨリーとひげおじさん

 

今日は新しい特急列車を走らせる大事な日。大切な外国からのお客様と環境大臣運輸大臣も乗車します。車掌のひげおじさんはおおはりきりですが、出発直前、小さな女の子ヨリーが列車の下に入り込んでしまいました。ハリネズミがいるというのです。次から次へとヨリーはハリネズミを助け出しますが、列車はどんどん遅れ、ひげおじさんもヨリーを引っ張り出そうとしてヨレヨレに。やっと出発した列車に置いてきぼりをくったひげおじさん。ところがヨリーがハリネズミではなく爆弾が一個あったと言い出します。おまけに、まだ一つが列車の下に残っていると! さあ大変。二人は警察に知らせますが、いたずらと思われて相手にしてもらえません。なんとか爆弾から列車を救おうと、ひげおじさんとヨリーの追跡が始まります! ちょっととぼけたドタバタ物語で楽しく読める。