- 作者: クリフマクニッシュ,Cliff McNish,金原瑞人,松山美保
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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とうさんが死んで、新しい家に越してきたジャックと母親のセアラ。ジャックは、その家の過去の霊に感応する。 アン、オリバー、チャーリー、グィネスの4人の子供の幽霊が、そこでは何かを恐れて存在していた。ジャックは結核で死んだ女の子イザベラ霊をよびだすが、その母メアリは、イザベラを死なせた自責の念からそこを離れられず、さらに"悪夢の道"を逃れるため、4人の子どもの霊を喰らう邪鬼のような存在になっていた。さらに、セアラに憑依し、母親をやり直そうと試み始める。スリルある展開、悪と化す母メアリと、イザベラに献身した母の関係をもう少しきちんと書かないと、子どもは混乱するのでは? また、悪夢の道の定義もなんだか腑に落ちない。 サスペンスある展開で読ませるだけに残念。