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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ゆきのあかちゃん

宮田ともみ作 アリス館

 

 

 ゆきのあかちゃんが、雲のお母さんから生まれて、小鳥たちと出会い、地上の女の子のところに行って、溶けてしまうが、なんどでも雪になると気づく、という『しずくのぼうけん』のヴァリエーション。絵はイメージ的だが、どういう雪を考えているのだろう? 鳥も、これは何の鳥? という感じで、読後に印象が残らない。