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氷の上のボーツマン

 

氷の上のボーツマン

氷の上のボーツマン

 

 ウーヴェとヨッヘン、そして小さい女の子カトリンは、タグボートの船長の子犬ボーツマンと遊びたくて、借りだします。ところがヨッヘンが岸辺の氷に乗って悪ふざけをし、ポーツマンも一緒に跳ね回っていると、岸とつながったところが割れてしまいます。ヨッヘンは岸辺に飛び移れましたが、子犬は取り残されてしまいました。なんとか助けようとしますが、氷は徐々に離れていき、怖くなったヨッヘンは逃げ出してしまいます。ウーヴェは、その場に残ってカトリンを船長の所にやりますが、ほんのちょっと寄り道したせいで、タグボートの出港に間に合いませんでした。なんとかしてポーツマンを助けようと、ウーヴェはついに無人のボートで流氷を追いかけます! 楽しい遊びが大変なことになり、その後もどうなるかとドキドキハラハラさせられます。最後は、もちろんすてきなハッピーエンドが待っていますが、詳しくは読んだ後のお楽しみに。