児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

霧のむこうのふしぎな町

 

小学校6年生のリナは、おとうさんの勧めで霧の谷をめざしてやってきた。けれど、教えられた駅のお巡りさんは、場所がおぼつかないようす。このへんと言われた所まで来たとたん。傘が飛ばされ、それを追いかけて霧を潜り抜けると不思議な町に迷い込んだ。リナを迎えてくれたのは、不機嫌な顔のピコット屋敷のおばあさん。ここではみんな働かなければいけない、と言われて、ご近所のお仕事を手伝いに行くことになるが、みんなちょっと変わった人ばかり。その人に必要な本が見つかる本屋さん。船具屋さん。魔法のせともの屋さんなど、最初はとまどっていたリナですが、徐々にみんなになじんでいきます。素直に楽しめる職業体験ファンタジーかな。