小学校6年の智己は、お母さんの再婚でできた大学生久美子おねえさんと二人暮し。眠っているとネコに乗り移れる不思議な力がある。同級生の女の子の誘拐未遂事件をおこしたあやしい男が、またもひき逃げ事件をおこした。ネコの体を使い、真相に迫ろうとする智己だが、ひき逃げ事件は狂言だったことに気付く。だが、怒った真犯人の魔の手が・・・。同著者にしては、わりと淡白で、物足りない印象もある。話のまとまりは、きちんとしているが・・・。
西澤氏は、超能力と推理の論理を組み合わせた面白い推理小説をたっぷり書いているので、そちらでお楽しみください!