二回目のキス

二回目のキス (ショート・ストーリーズ)

 スタルクの自伝的作品シリーズ第３弾！　｢二回目のキス」「宇宙人はいるのか」「青い牝牛」の三篇。急に女の子が気になるドキドキ、親よりも友達をスゴイと思うとき、そしてモダンな美術の先生に、適当に描いた絵を褒められて困惑してしまう物語、とエッセイのような短編集。どことなく思い当たりそうな物語を手際よく描く技が続きます。いやぁ、坊やが思春期になったなぁ、としみじみよみました。