父親が単身赴任中のドイツに遊びに行くことになった玲音(レオ)中学2年。だが、父が病気で倒れ、母は先に行くことになった。一人でベルリンに向かうことになり不安なレオに、大家のケチルこと武村猛に、戦前留学していた時に世話になっていた楽器工房を訪ねてほしいといわれる。直後にケチルはなくなり、レオは古いレコードを携える。海外一人旅の不安なレオの前に現れたユリアンは、なぜか空港でガイドしてくれるが、実はレオの従妹の知り合いだった。再婚によりユリアンの兄弟になったというかわいいリサにレオはときめく。
いろいろあるけど、レオは、かつての楽器工房の店の家族に出会え、ギターでリサとも共演し、と都合よく展開していく。ドイツのユダヤ人迫害の負の歴史もちりばめつつ、さわやか~にまとめているので、感想文はかきやすそう。でも、なんとなくいかにも作り物のお話に感じちゃうんですが・・・