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先生、しゅくだいわすれました

 

先生、しゅくだいわすれました (単行本図書)

先生、しゅくだいわすれました (単行本図書)

 

 ゆうすけは、つい宿題を忘れてしまう。いいわけで病気になった、といったら、そんなウソをついちゃだめ、ウソをつくならみんなが笑えるような楽しいウソにしましょうと注意される。次の日、宇宙人に九九を教えて忙しかったという壮大なウソを考えていったら、先生は宿題をしていないのをゆるしてくれた。そうしたら次の日、まじめなりなが「しゅくだいをわすれた」といって、野ねずみを助けた物語をはなした。するとじゅんが、「ぼく、明日宿題わすれます!」と言い出す。みんなは順番で宿題を忘れることを決めるが、いざそうなると、すごいウソを考えるほうが大変だと、宿題を忘れるのを忘れる子が現れる。最後は、先生が宿題を準備するのを忘れるが、その理由がなんと龍まで登場! クラスの子たちのウソがうますぎ? でも活気があって楽しい物語。