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白鳥とくらした子

 

白鳥とくらした子

白鳥とくらした子

 

 おとうさんは、お金を稼ぐために小さなスーザンを置いて、船で出かけなければいけなりませんでした。ところがスーザンがあずけられたのは、欲張りで意地悪な女でした。ろくな食べ物ももらえないスーザンの慰めは、かつておとうさんが助けてやった白鳥に話しかけることだけです。でも、女は、悪事をごまかすためスーザンを連れて町にでます。スーザンは、村に帰りたくて、白鳥に助けを求めます! 白鳥が、スーザンを助けてくれる後半は、昔話のようですてき。最後もちょっと古風な大円談です。