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鬼ぞろぞろ ~「鬼の赤羽」

 

今は昔のこと。

おおみそかの晩に、ある身分の低いさむらいが出会った鬼の行列。鬼どもは、「こんな名もないやつ」と男につばを吐きかけ立ち去るが、その時から男の姿はほかの人から見えなくなってしまった。

男は、これでひともうけできるとばかりに、夜な夜な盗みをはたらく。

そんなある日、夢にあらわれた観音さまのお告げをきっかけに、屋敷で病に伏せる姫ぎみを助けるとともに、自分の姿をとりもどした男。屋敷のあととりに迎えられ、幸せに暮らしたのだった。

今昔物語集」をもとにした絵本。「鬼の赤羽」とも言われる赤羽末吉の描く鬼は、顔の見えない黒いかげでも、ど迫力です! (は)