ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
- 作者: エイミー・ワラスエド・キャットムル,石原薫
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/10/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (12件) を見る
キークのパパは、お医者さん。世界中の紛争地帯に行って、助けを求める人を救っている。でも、キークも、ママも心配でならない。どこにいても事故は起こると、パパは言うけど、可能性が低い方がいい。いつも無事に帰ってくるパパが、今回は行方不明になってしまった。パパが死んだ子はいるけど、パパとペットの両方が死んだ子は知らない。だからペットが死んだらパパは無事に帰ってくる。キークは、ネズミを買ってきて死なせることを思いつく。不安のあまり、明らかに異常な行動にはしってしまうキーク。何もできないあせりが、迷信じみた行動につながっていくことは誰しも心当たりがある。パパが行方不明になり、かわいがっている飼い犬が死んだら見つかる? と考え、実行寸前に見知らぬ人に止められる。それは、パパが喜ぶ行動か?と問われて我に返るキーク。子どもの不安の切なさが伝わってくる。