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ドラゴンの塔 下 森の秘密

 

ドラゴンの塔 下巻 森の秘密

ドラゴンの塔 下巻 森の秘密

 

 母である王妃を救いだしたマレク王子。王妃には森の穢れが見つからないのに何かがおかしい、王宮に行くことになり、様々な魔法使いと出会うアグニシュカ。だが、王宮には異変が次々に襲う。アグニシュカは幼い王子と王女を守ってカシアと共にドラゴンの塔への脱出を目指す。だが、そこでも森の反撃が始まっていた。どこまでが罠? という展開で引っ張りながら、森の悪が始まった起源にさかのぼり、悪を滅ぼすのではなく和解と癒しに持っていき、もちろんドラゴンとアグニシュカの仲も・・・というエンタメの王道で完結。個人的な好みとしては、もうちょい欲しいですが、なるほどネビュラ賞と、納得。読みやすくファンタジー好きの子に喜ばれそう。