クリスマス・イブ。デービーは、雪の上に小さな足あとを見つけて森へ入っていきました。最初に出会ったきつねの案内で森のあき地へ行くと、くまやしか、鳥にりす、デービーの大好きなうさぎと、次々に動物たちが集まってきました。
そこへやってきたサンタクロース。そりに山のようにつんだプレゼントから、動物たちにめいめい渡したあと、サンタクロースはデービーに気がつきました。こうさぎが1ぴきほしいとデービーが言うと、小さな茶色のこうさぎがデービーの腕にとびこみました。
その後、デービーは動物たちと一緒に遊び、やがて暗くなると、しかの背中に乗せてもらって風のように森を走りぬけ、気がついたときにはベッドの中。とび起きてクリスマス・ツリーのところへ行くと、そこには森で出会った茶色のこうさぎが待っていたのでした。
クリスマス絵本では数少ない、よみきかせにもおすすめの1冊。東京子ども図書館の復刊キャンペーンが実り、今年復刊されました。 (は)