クリスマスまであと４日。クリスマスの森のサンタクロースの家で家族会議が始まりました。元サンタのおじいちゃんに現サンタのお父さん、お母さんに娘のウィルマ、ワルティおばさんにおばさんの息子ウィリーです。
ウィルマとウィリーは同じ10歳。男の子は10歳になるとサンタクロースの見習いになるのが決まりです。でもウィリーはサンタクロースになんかなりたくない。トナカイのそりで飛ぶことやえんとつを降りるのもイヤ。料理や編み物の方が得意なのです。一方ウィルマはサンタクロースになりたい！のにお父さんは大反対。「サンタクロースは男と決まってるんだ！」
２日後はウィリーの誕生日。サンタクロース見習いが盛大に祝われました。プレゼントはサンタクロースの衣装に袋です。明けてクリスマス・イブ。ウィルマはサンタの服を着てウィリーになりきると、お父さんサンタとプレゼント配りへ。ところがあるハプニングで女の子であることがバレてしまい・・・。でもそこまでの立派な働きぶりにお父さんも認めざるを得ず、無事に女の子サンタが誕生したのです。
元サンタのおじいちゃんの「なんで、女の子はまず、証明して見せなけりゃならんのかな」がぴりっと効いています。 （は）
