ハリエットの両親は、娘がオーケストラでチェロを弾くこと望んでいました。でもハリエットは、ひとりで弾きたい。
ある晩、部屋でひとり静かに弾いていると、フクロウが鳴いてじゃまをします。ハリエットは、ティーカップを窓の外へ投げつけました。すると、ティーカップはお月さまにぶつかって、お月さまは空から落ちてしまいました。
煙突にはまったお月さまを、ハリエットが助け出し、一緒に静かな時間を過ごすうち、ハリエットはお月さまの願いをかなえたいという気持ちになり・・・。お月さまを空に送り届けると、お月さまのためにチェロを弾いてあげたのでした。
雰囲気に浸りたいおとな向けの絵本です。 (は)