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夏のサンタクロース フィンランドのお話集

 

表題の「夏のサンタクロース」は、一休みしたいたサンタをヒーシが遅い、ブーツをうばってしまう話。ブーツがないと、クリスマスに飛ぶように世界中を歩いてプレゼントを届けられない! 子どもたちは、サンタを助けて大活躍します。世の中に運試しに出ていった末っ子が手に入れた「お話しのかご」、人魚姫をおもわせる「波のひみつ」など約100年前に書かれたというが、全く古びていなくて楽しく読める。昔話のようなくっきりとした物語なので、読んであげれば低学年の子でも十分に楽しめそう。魔物のヒーシ、ベイッコが登場。ヒーシは悪魔と訳されることもあり、ベイッコは他の北欧の国ではトロルとのこと。なじみはないが、ちょっと恐ろしい悪い奴だとすぐにわかる。約100年前に書かれたというが、全く古びていなくて楽しく読める。昔話のようなくっきりとした物語なので、読んであげれば低学年の子でも十分に楽しめそう。魔物のヒーシ、ベイッコが登場。ヒーシは悪魔と訳されることもあり、ベイッコは他の北欧の国ではトロルとのこと。なじみはないが、ちょっと恐ろしい悪い奴だとすぐにわかる。