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いのちの水 ブルガリアの昔話

 

老いてきて永遠の命を願った父王は3人の王子をいのちの水を求める旅に向かわせる。兄たちのために、あえて危険な道を選んだ弟は、途中で助けたドラゴンたちの力をかりていのちの水を手に入れるが、兄たちのたくらみのせいでそれを奪われてしまう。よくある展開の昔話だが、現地の画家による絵と、どことなく異世界的な物語の雰囲気が魅力。