「ともだちなんかいらない」と言い合いながら、ほかの子たちを上から目線で見ている二匹のおばけのはなし。いかにもアルアルで、こんなんで絵本出せるなら、いくらでも作れそう。でも、こういうのを買う大人がいるから出版されるのでしょうね。実はうまく友だち作りができない子に、もっとちゃんと向かい合って物語を作ればよいのに。
「ともだちなんかいらない」と言い合いながら、ほかの子たちを上から目線で見ている二匹のおばけのはなし。いかにもアルアルで、こんなんで絵本出せるなら、いくらでも作れそう。でも、こういうのを買う大人がいるから出版されるのでしょうね。実はうまく友だち作りができない子に、もっとちゃんと向かい合って物語を作ればよいのに。
フランスの絵本。パパのみどりの車は、朝から調子が悪い。無事に園についたけど、帰りに車が故障したらパパがお迎えに来られないかも! ちょっと心配になったぼくが聞くと、おとなりのおじさんの赤いトラクターを借りてくるといった、でもそれも動かなかったら? 男の子の友達のシロクマさんに乗ってくる・・・ちょっとナンセンスなやりとりが楽しいし、お父さんの送迎がテーマというのもよい。でも、最後まで、お母さんが全然出てこないけど、ラスト家に帰ったらとか、途中でお母さんとあってもよい気もする。でも、ふと気づいた、逆の時ってお父さん出てこないのかも!
フユギモソウが種を残していた。その“うその種”の近くではうそばかり話してしまう。道大工トーマと踊りの名手なのにラリアー(踊りの代表チーム)に選ばれなかったテオ。そして姿をなくした少年リンの三人は、世界の根源と言われる伝説の地ルピアに種を運ぶ使命を担うことになった。ルピアを有するゴドバールでは、折から侵略軍を組織。戦争が始まろうとしていた。 なんとなくアニメの原作のような物語。それなりに読ませるが、人物に深みが足りないため物足りなさが残る。ハリポタファンには受けるかも。
地元の人さえ目撃したことが少ないイリオモテヤマネコをどうやって見つけるか? 足跡やふんを追う中で、やっと会うことができる。その後も、観察を重ねながら少しづつその習性をつきとめていくプロセスがおもしろい。
ハリーは黒いぶちのある白い犬です。ある日、大嫌いなお風呂にお湯を入れる音を聞いて、ブラシを庭に埋めて逃げ出しました。ところが、遊んで帰ったハリーは泥だらけ、白いぶちのある黒い犬になってしまいました。家の人に、ハリーだとわかってもらえずに困ってしまいます。思いっきり遊ぶハリーのいたずらっ子の雰囲気が、子どもたちに人気。いつ読んでも喜ばれる定番絵本です。
たべもののおはなし パン ねこの町のリリアのパン (たべもののおはなしシリーズ)
長年仲良く暮らしてきた奥さんを亡くした犬のジョンソンさん。落ち込むジョンソンさんにねこの町のリリアさんから招待状が届く。まちに着いて住所がわからない、ときづいたとたん、鼻がお店をおしえてくれた。そしておいしいパンを食べて慰められた、というお話。臭いでお店を探す、という点はおもしろいが、奥さんの死からの立ち直りがパンでいきなり、というのもどうか? たくさんのパンを次々たべてるけど、食べ過ぎ?となんとなく初めに設定があって、そこに合わせて物語が展開しているようで気になった。もっと、日常の中でしみじみおいしいパンにしてもよかったのでは?
アップルパイをつくりましょ―りょこうもいっしょにしちゃいましょ
アップルパイをつくろうとマーケットに行ったらおやすみ!そこでイタリアに行って小麦を手に入れ、スリランカに行ってシナモンを、と世界中を駆け巡って材料を集めてアップルパイをツクルナンセンスな絵本。ちょっとオシャレ系なので、対象は小学校の4年くらいからか。