11歳の少女マーティーンは、火事による両親の突然の死により、アフリカはケープタウンの鳥獣保護区に住む祖母と住むことになった。今まで存在すら知らなかった祖母と暮らす不安。現地には、白いキリンと、その背に乗り、すべての動物と通じる不思議な女の子の伝説があった。そしてマーティーンは白キリンと出会い、伝説が真実になる日が来る。というあらすじをいうと、はおもしろそうと思うだろうが、それを支える細部がグラグラしているため楽しめない。マーティーンは特殊能力があるらしいが? 初めての時はパワーだけで治し、2回目以降は伝統薬を使う、コブラにおびえるかと思えば、犬を従わせるなど、映画化したらおもしろそうだが、納得いく物語になっていない。