低学年対象だが、クレヨンがいろいろと主張するやりとり(やや皮肉めいたものもある)は、もう少し大きい子の方が楽しむように感じられる。よく使われているクレヨンは「疲れた」と苦情をいい、使われていないクレヨンは「もっと使ってほしい」というのが主流だが、そこに、周りの紙をはがさないで、というクレヨンがいたりする。作者が手紙の内容が途中でネタ切れになったか?という感じも受ける。最後に、いろいろな色を全て使った絵を描いて褒められる、というもの。自分がクレヨンからどんな手紙をもらったらうれしいかとか、いろんな色を使おうと思ったとかで感想文をかけるかもしれない。