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踊る光

 

踊る光

踊る光

 

 孤独な姫に恋をした魔法使いの報われぬ思いから生まれた「幽霊ナイフ」、全き善と全き悪の双子の「二人の王」、眠り姫は実は・・・という「十三番目の妖精」、海から来た不思議な姫との間の3番目の王子の「夢にすぎない」、ドラゴンに囚われた城の姫を救う「ドラゴンと鍵」、不思議に光る灯台の灯台守の物語「踊る光」と、いずれも独特の雰囲気のあるファンタジー。ファンタジーでありながら、どこの世界の物語かのイメージがはっきりあるため、説得力が強い。