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ジョージと秘密のメリッサ

 

ジョージと秘密のメリッサ

ジョージと秘密のメリッサ

 

 10歳のジョージは、感性が豊かで自分の体に違和感を感じている。だが自分は女の子だ、とだれにも打ち明けられない。だけど、学校の劇で女の子の蜘蛛シャーロットに立候補することで、徐々に自分の思いを伝えられるようになっていく。女の子の親友ケリーや兄のスコットが、気負わずにジョージを「メリッサ」と認めてくれるところがいい。ただ、これって男の子カルチャーへの反発の物語にも見える。男の子がふつうにおしゃれする社会なら、ジョージはこんなに悩まなかった? 性同一障害と性差別の境界についても考えさせられた。