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ももいろのおばけ

 

ももいろのおばけ

ももいろのおばけ

 

 スゥエーデンで幼稚園に通い始めた6歳のミンミが主人公。となりにすわった男の子アンデスに「先生の部屋のとだなには、おばけがいるんだよ。」と言われてから、おばけが気になってたまりません。そ-っとのぞいてみると、なにやらピンクのものがひそんでいるし、ときどきごそごそしている。はたしておばけは本当にいるの? 保育園での生活や、おたふくかぜになってつまらなかった体験など、ミンミが日記帳をつける形式で語られる。徐々におばけの正体は見当がついてくる。日本とは違うスウェーデンの子どもたちのようすはなかなかおもしろい。