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エリカ 奇跡のいのち

 

エリカ 奇跡のいのち

エリカ 奇跡のいのち

 

 1944年、生後2~3か月の時にユダヤ人を強制収容所へ移送する列車から投げ落とされ、心ある人に拾われ育てられた1人の女性が語る半生。セピア色の風景に乳母車の白と赤ん坊をくるむ毛布のピンク色がくっきりと浮かび上がる挿絵。奇跡的に助かった赤ん坊その1つにしぼったことで、メッセージがよく伝わる。  (は)